4月5月はお互いしんどかったですね。

コロナの影響でね。4月5月は教室の通常授業をお休みにして。

当塾も映像授業とGoogleクラスルームでの課題の出題。
ずっとこれをやり続けてました。

今までも映像授業を使った反転授業はもともとのうちの授業スタイルだったので、映像授業を見せること、それに付随した課題を出すこと自体は何の問題も無かったんですがね。


しかし、そっからのGoogleクラスルームによる課題の添削がしんどかった……。
生徒も我々も初めて使うツールでしょう。

我々も一から使い方を調べつつ、使い方を生徒の皆さん、保護者の皆さんにお伝えするところから始まってね。課題を出した分のテキストをやってもらって、それを写メで送ってもらって添削するんだけど、もちろん間違いがあれば添削して再提出を全マルになるまで繰り返して、共通の間違えや新たな解説が必要なところについては映像を撮り直してGoogleクラスルームに貼り付けて……。

これを生徒一人一人に対してしっかり行うっていうのは、想像以上に大変でしたよ、奥さん。
一つの課題に対して生徒によっては3回から4回のやりとりを行うわけで。へたをすると1週間で多い子で一人あたり70枚近くの丸付けをしてましたよ。

ただね、こっちもやるからには半端はできん!と。

ただ、映像授業を見せたら見せっぱなしとか課題も出したら出しっぱなしなんていうね、
ほらうちの塾はこれだけやってますよっていうアピール」的な課題の出し方はしないぞ!と。

やるからにはしっかりと実力がつくまでしつこくしつこくやっていくぞ!と。

学校もない、塾も教室はお休み。だからといって手は抜かせんぞ!と。

このコロナ休講の時期、暇な時期は実力をつける絶好の時期だよ!と生徒やご家庭をあおってきた分、こっちもやることはやらないといけないわけで。

ヘロヘロになりながら、課題の出題、添削、解説動画の撮影、編集、課題の提出の進行状況の管理……の無限ループを繰り返してました。

途中で、写メの撮り方も人によってバラバラだから統一して、課題の添削の丸付け方法なんかも細かく指示をして。保護者の方のご協力も得て、だいぶスムーズな形になってきました。

でもね、結局のところの結論は「やっぱり内容の定着はビシッと教室で対面でテスト形式でやらないとダメだなぁ!」ということ。

こればっかりはやっぱり目の前でテストやらせて、テスト→追試を繰り返さないと定着しないっす。

これは昨年まででわかりきってた結論だけど。わかってたけど再確認!!

やっぱり教室は必要だな!

今のところ、6月には学校も再開なんて言われているけど、再開したらコロナの第2波、第3波がくるだろうし、また緊急事態宣言が発動することも十分にあり得るだろうしね。

これからは映像授業やクラスルームによる課題の出題で、単元を進められるだけ進めて、肝心な内容の定着は教室で行うっていうスタイルがスタンダードになっていくのかもしれないですね。

この2ヶ月間は正直、教室的にいえば新入生獲得の時期に募集を全然出来なかったこともあって苦しい時期ではあったけど、新しいチャレンジや新しいサービスの提供ができるようになったことは今後の強みになる!

ご家庭でも今回の試みで生徒の管理等の面や映像やクラスルームが使える環境を整えてもらうことなどたくさんのご協力をいただきました。本当にありがとうございました。今回のスタイルにいたってはね。我々の努力ももちろんだけど、生徒本人と保護者の方々にもあたらしいことにチャレンジする努力と手間をかけていただかない限りは成り立たないわけで。
でも、今後はこのスタイルにすでになじんでいる人(どんどん自学ができる人)と、そうでない人では明確な差が出てくると思う。

だって、今、県立高校でもGoogleクラスルームによる課題の出題や映像授業が普及してきていて、今回のコロナ騒動で一層それがはやまったわけで。つまり高校に入学したらこのスタイルはスタンダードなんだよね。

うちの塾に通っている生徒達は、今回のコロナ騒動で間違いなく自学の手段を手にいれた。そして、それを使いこなし自学をする習慣を今身につけようとしている。これはとてつもない成長、いや進化だと言えるかもしれないなあと思ってます。

ということでお疲れ様でした!!

文責:依田



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