皆さんも「英語が授業になる」とか「プログラミング教育が始まるぞ」とかなんとなくご存じなんではないでしょうか。
文部科学省は、2020年度の新学習指導要領にて、今後の社会で必要な力を「①知識・技能」、「②思考力・判断力・表現力」、そして、「③学びに向かう力・人間性等」の3つとし、それらを育てると定義しました。
この新学習指導要領は、この3本柱を踏まえ、自ら問題を発見し、主体的に考え、未知の課題に挑み、他人と協力して解決できる力の育成を目指すとしています。
内容が抽象的なので、具体的に何がどう変わるのかはこれからとして、とりあえずは英語が変わるぞと。大分やることが増えるぞと。その辺りについてお話ししておきます。
まずはこちらの表です。

具体的に大きく変わりそうなのは小学5・6年生。
①今まで週1回35コマ→週2回70コマ 時間が倍になりますね。
②今まで「聞くこと」「話すこと」が中心だったものに段階的に「読むこと」「書くこと」が加わります。
なんだこれだけかよ。と思われるかもしれませんが、注意すべきは習得するべき単語数。
今までは 中学で1200程度 高校で1800程度 合計3000語
今度は 小学校で600~700、中学で1600~1800、高校で1800~2500
合計で4000~5000語!!
見ましたか、奥さん。これ少なく見積もっても、中学校卒業までで今までよりも1000語も単語の数が増えますよ。1000語増えるって覚えるのめちゃくちゃ大変ですよ。
しかもね、小学校の段階で600~700語。これ書けるようなレベルにするのかい?
これさ、小学校の英語をもしほっぽっといて中学からアルファベットから始めましょうなんてやってたら、絶対に追いつけないレベルじゃない!!
今回の指導要領では、現状の課題となっている小学校の授業から中学校の授業のギャップ(中学から急に読み書きが始まるから、書くことに抵抗のある生徒は中学の英語に全然ついていけない件)を埋める目的があるそうなのでね。
ってことは小学校の授業でもある程度、「書けるようになること」を目標にするんだろうし、こりゃあ漢字とかも書くこと苦手なんて言っている生徒にとってはさらに大変になることは間違いないわけで。
小学校のうちから書いて覚える癖をしっかりつけておかないと、中学校になってから勉強きちんと始めようなんてのんきに考えていたらこれは即詰みゲームになってしまいますよ。
というわけで、KS学院堀西校でもね、その辺を踏まえて、しっかり小学校の授業内容を充実させておりますよ。「しっかりと書く!!!」「書いて覚える!!!」
これからますます大事なんじゃないでしょうか!!
以上 お疲れ様でした!!
文責:依田