下記URLから閲覧できます。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f70169/
今回特筆すべきはやはり...
社会の難易度が上がった
こと。
昨年度に比べて平均点が12.7点下がっています。
ちなみに各教科別の平均点と5教科の平均点の昨年対比は
昨年度 今年度
英語 51.9 56.1 + 4.2
国語 73.1 65.6 - 7.5
数学 63.5 56.0 - 7.5
理科 46.9 45.3 - 1.6
社会 54.5 41.8 -12.7
5科 289.9 264.8 -25.1
となっています。
さらに言うと
今年度の社会は70点以上の生徒が全体の9%しかいませんでした。
社会で高得点を狙っていた生徒さんにとってはかなり厳しい入試になったと思います。
ちなみにそれぞれの科目での50%以上の正答率の問題の割合は以下の通りです。
英語 17問/27問中
国語 26問/30問中
数学 13問/23問中
理科 9問/28問中
社会 7問/36問中
社会は最も問題数が多いのにもかかわらず、正答率が50%を超えた問題が7問しかありませんでした。他の科目に比べて難易度が高かったことがわかります。
もはや、学校の定期テストレベルの問題をはるかに超える難易度であることは間違いありません。
今回のように社会理科がここまで難しくなってしまうと、英数国でしっかり点数を取れる人になっていないと入試の点数は絶望的になってしまいますね。
ということは「入試の直前だけ頑張ってもどうにもならない入試だぜ!」ってことになります。
英数国は積み重ねがものをいう教科であることは間違いありません。
つまり、急に頑張ったからといっていきなり良い点数を取れる科目ではありません。
言ってしまえば中3からではなく、中1・中2から、もっと言えば小学生のうちからどれだけしっかりやってきたか、が問われるようになってしまったということなのかもしれません。
上位層をふるいにかけるという意味で難易度を上げるのは結構なことですが、これじゃあ、
中間層や下位層のレベルの生徒はどうすんの?
決して頭の回転はよくないかもしれないけど、
漢字とか単語とか一生懸命覚えものを頑張ったよ、って生徒はどうすんの?
うーん、完璧に地頭の良さ重視の問題な気がするなあ。甘いかもしれないが、もう少し地道な努力が反映されるような部分があってもいいんじゃないかと思うのは私だけでしょうか。
以上お疲れ様でした。
依田