昔と違って今はすべての高校で面接をします。
もちろん学力検査の比重の方が高いですし、本番にどれだけ点数をとれるかが最重要であることは間違いありませんが、この面接も意外と馬鹿にはできないものです。
勉強の合間をつかうので、ガッツリと時間をとれるわけではありませんが、12月中とお正月休みをつかって受験生の皆さんには面接シートの完成とそれに付随した面接でのトーク内容を作ってもらいます。
それを添削し、そこからは面接練習。
やっぱり中学生ですからね。
いきなり面接練習をやるとダメな所ばかり。
まずは、面接室に入退室するところやお辞儀などのひととおりの所作をしっかりできるようにし、面接のトークも一度はしっかり暗記してもらいます。
コミュニケーション能力の高い生徒や機転の利く生徒ならそんなことしなくても大丈夫なのでしょうが、そういう生徒ばかりではありません。
なので、最初は台詞の棒読みのような感じになりますが、それでもよいから自分のしゃべりたい内容、アピールしたい内容がスラスラ出るように練習をします。
で、その面接した様子はビシッとビデオカメラに収めて、後から見直してもらうという作業をくり返しています。
始めははずかしがっている生徒も多いですが、大事なことは
「他人のふり見て我がふり直せ」
「自分のふり見て我がふり直せ」
です。
自分の所作と他人の所作を見比べたり、過去の先輩達の面接練習の様子などを参考にしていくうちにどんどん良くなっていきます。
面接の本番での点数が高かった先輩などはやはりビデオを見返して見ると、所作、内容ともによいものばかりです。
そうやって良い見本を手本としながら受験生達も成長していくわけです。
今年の面接対策もだいぶ良い感じで仕上がってきました。
練習通りの成果が出せれば、かなり良いものになると思います。本番が楽しみです。
文責:依田