英語の暗唱と暗書

KS学院堀西校では、今週は中間テスト対策ということで、連日中学生高校生が毎日のように塾に来て勉強をしています。座席も常に満席状態。熱気と活気がムンムンの状態であります。
初めてテスト対策をむかえる中1生の子達も先輩達を見習って、まだ不器用ながらも一生懸命勉強しています。小学校の時はテストの点数なんてもちろん良い点数とれればうれしいけど、とれなきゃとれないでまあいいかとなっていたはず。でも、中学校のテストはいずれ高校進学に直結する重要なテストになってきますからね。きちんと準備をしてしっかりと点数をとる意識をまずは持ってくれたらいいなあと思います。

さて、うちの教室ではテスト対策に入る前に学校の英語の本文の暗唱と暗書というものをやっています。これは日本語を見ながら、英語の本文を暗唱したり、英文を書くテストをするものですが、私個人としてはこれを非常に重要視しています。

その子の定着学習の力(どのくらい習ったことをまとまった量で覚えることができるか)
勉強をできるようになるためにめんどくさいことをできるか。(書いたり、声に出したりして覚える)
覚えるまえの段階としてきちんとポイントをおさえて理解しているか。

などいろいろ理由はありますが、
確かに言えることは勉強できる人は確実にこの暗唱・暗書ははやくできるし、そうでない人は総じてこの暗唱・暗書が苦手であるということ。そして、その生徒の実力がついてくればくるほど、比例して勉強の効率もよくなってくるし、実力もついてくる。その試金石としての役割があると思っています。

入学したばかりの中1の生徒達は最初単語のスペルを間違えたり、文の最初を大文字にすることや、ピリオド、クエスチョンマーク等をつけ忘れがあったりしますが、文章自体は短いものが多いのでさほど苦労しない。
これが中3生くらいになると一文の長さも長く、一段落にも10行近くの文章が入るので、大変だが、中1からしっかりと練習を積んできた子達は割とスラスラできるようになっている。
問題は中2や中3から入塾してきた新規の生徒達である。すでにある程度の勉強ができていて学校のテストでもそこそこ点数がとれる子達は割とすぐに馴染んでスムーズにできるようになるが、そうでない生徒達にとっては大変である。
正直、こちらが決めた期間内にそれが終わらないような生徒も多々いる。
でも、これを練習することで、いろいろな科目の勉強方法を覚えることになると信じている。だから、「頑張れー!!」と思う気持ちでテストをしています。

「暗記」ではなく、「思考力」や「理解」が大事と世間ではさんざん言われているが、結局今の学校の定期テストはまず「暗記」ができなければ点数はとれない。これが現実。
そのことを小学校の時からしっかりと現実を見てやってきた子達(小学校の担任の先生がしっかりやらせてきた、親がそのことをしっかり認識していて、ちゃんと自宅や塾などに通わせることで対策してきた子達)とそうでない子達の学力差は歴然としている。

生徒間の学力の2極化がさけばれ、その2極化は中1の最初の段階からはっきりとしているが、これはまさに暗記・定着学習を苦もなくできるようになっているかどうかといっても過言ではないと思う。
ある程度の量の暗記がしっかりできること。これは「思考力」や「理解」が大事と言われている今の時代でもとっても大事なんですよ。
だから、そのあたりを勘違いしないで頑張って欲しいなと思うわけです。

以上 お疲れ様でした。                     
文責:依田


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